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【大公開】ShopifyでECサイトを作る。……で、結局何をすればいい?|構築で「失敗しない」ために知っておきたいこと

「Shopifyなら簡単にECサイトが作れます」

確かに、その通りです。

専門的な知識がなくても始めやすい。

デザインテーマも豊富。

アプリを使えば、いろいろな機能を追加できる。

ECサイトを始めるハードルを大きく下げてくれる、非常に便利なサービスです。

でも。

「Shopifyでサイトを作ること」と「売れるECサイトを作ること」は、まったく別の話です。

実際に構築してみると、

「この設定、どうする?」

「この機能は必要?」

「カテゴリーはどう分ける?」

「商品ページには何を書けばいい?」

と、考えることが山ほどあります。

そして何より、

最初に決めたことが違っていると、後から全部やり直しになることがあります。

今回は、ShopifyでECサイトを構築するときに必要な作業を、単なる操作方法ではなく、実際のEC構築・運営で感じた「ここは重要」というポイントを交えながら大公開します。

① 最初にやるのは「Shopifyを触ること」ではない

いきなり管理画面を開いてはいけません。

まずやるべきなのは、

「誰に、何を、どう売るのか」

を決めることです。

つまり、

ペルソナ設定です。

これ、本当に重要です。

なぜなら、

ペルソナが変われば、ECサイトでやることが大きく変わるからです。

例えば、

20代のスマホユーザーをターゲットにするECと、

50代の実店舗顧客をターゲットにするEC。

同じ商品を売っていても、

  • デザイン

  • 文字サイズ

  • 商品写真

  • 商品説明

  • ナビゲーション

  • 決済方法

  • コンテンツ

  • SNS

  • 集客方法

まで変わってきます。

「30代女性」くらいで終わらせず、

どんな生活をしていて、どんな悩みがあって、何を基準に商品を選ぶのか。

ここまで考える。

Shopify構築で最初に時間をかけるべきなのは、実は管理画面ではなく、ペルソナなのかもしれません。

② Shopifyのプラン選びは「管理するユーザー数」がカギ

Shopifyには複数のプランがあります。

ここで、

「とりあえず一番安いプランで」

と考えてしまいがちですが、料金だけで決めるのはおすすめしません。

特に確認しておきたいのが、

管理画面を誰が使うのか?

ということ。

例えば、

  • EC担当者

  • 店長

  • 商品担当

  • マーケティング担当

  • 外部の運用担当者

など、複数の人が管理する場合があります。

EC事業が大きくなるほど、

「何人でShopifyを管理するのか」

は重要なポイントになります。

最初は一人だったとしても、

「将来的に誰が運用するのか?」

まで考えてプランを選んだほうがいいでしょう。

※料金やユーザー数などの仕様は変更される可能性があるため、導入時にはShopify公式の最新情報を確認することをおすすめします。

③ ドメインは「名前」だけで決めない

ドメインも、意外と重要です。

よくあるのが、

「会社名をそのままドメインにしよう」

という考え方。

もちろん、それが正解の場合もあります。

ただ、ECサイトの場合、

何を販売しているサイトなのか、ブランドとの関連性が分かるドメイン

を意識することも重要です。

一度決めたドメインは、簡単に変更できるものではありません。

後から、

「やっぱりこっちにすればよかった……」

となっても面倒です。

だからこそ、

サイト名、ブランド名、商品カテゴリー、事業内容との関連性

を考えて決める。

ドメインはECサイトの「住所」です。

最初にしっかり考えておきたいところです。

④ テーマ選び。「おしゃれだから売れる」わけではない

Shopifyにはたくさんのテーマがあります。

どれもカッコいい。

写真も大きい。

デザインも洗練されている。

だから、

「一番おしゃれなテーマにしよう!」

となりがちです。

でも、ここで一つ忘れてはいけないことがあります。

そのデザイン、ペルソナに合っていますか?

実は、私自身、最初のクライアントで苦い経験があります。

かなりデザインにこだわってECサイトを作りました。

「これはカッコいい」

「ブランドの世界観も出ている」

自分では、かなりいいサイトができたと思っていました。

ところが。

クライアントから言われたのが、

「うちのお客さんに、そんなおしゃれ感はいらない。とにかく探しやすくしてほしい」

でした。

……なるほど。

完全にこちらの自己満足でした。

お客様が求めているのは、

「おしゃれなサイトを見ること」

ではなく、

「欲しい商品を簡単に見つけて、安心して買うこと」

だったわけです。

この経験から、

デザインはペルソナから逆算する

ということを強く意識するようになりました。

⑤ サイト構成は「階層を深くしすぎない」

ECサイトでは、

商品まで何回クリックすればたどり着けるのか?

も重要です。

例えば、

トップページ

カテゴリー

ブランド

アイテム

商品

……と深くなりすぎると、ユーザーが迷ってしまいます。

もちろん商品数や事業形態によって適切な構造は変わります。

ただ、

「何でもカテゴリーを作ればいい」

というわけではありません。

できるだけ、

ユーザーが目的の商品まで迷わずたどり着ける構造

を考える。

これが重要です。

⑥ 商品登録。「最低限」では売れない

Shopifyの商品登録は、商品名、価格、画像、在庫を入れれば完了。

……ではありません。

もちろんシステム上は登録できます。

でも、

それで売れるでしょうか?

実店舗なら、

「商品名と価格だけ書いたPOP」

を置いて販売しているようなものです。

ECでは、商品を手に取ることができません。

だからこそ、

商品ページで、実店舗の販売員が説明していることを伝える必要があります。

例えば、

  • どんな素材なのか

  • どんなサイズ感なのか

  • どんな人に向いているのか

  • どんなシーンで使えるのか

  • 何が他の商品と違うのか

  • 使用上の注意は何か

  • 実際に使ったときどう感じるのか

など。

そして、ここでも重要なのが、

ペルソナです。

「この人なら、商品を買う前に何を知りたいだろう?」

と考えて、商品ページに入れる情報を決める。

単なるスペック表ではなく、

「買うために必要な情報」

を揃えることが重要です。

⑦ コレクションは「作りすぎない」

Shopifyでは商品をコレクションで分類できます。

便利なので、

「これもカテゴリーにしよう」

「あれも作ろう」

と、どんどん増やしたくなります。

でも、これも注意が必要です。

大切なのは、

「お店側がどう分類したいか」ではなく、「ユーザーが何を基準に商品を選ぶか」

です。

例えば、

「ブランド」

「価格」

「カラー」

「用途」

「素材」

など。

お客様が商品を探すときに使う基準を考えてコレクションを作ります。

そして、作りすぎると、

似たようなカテゴリーが乱立してしまう。

場合によっては、サイト内でコンテンツ同士が競合する「カニバリゼーション」のような問題につながることもあります。

だから、

コレクションは多ければいいわけではない。

これも覚えておきたいポイントです。

⑧ 決済方法は「多いほどいい」……でもない

ECでは決済方法も重要です。

基本的には、ユーザーが使いやすい決済方法を用意したほうがいい。

これは間違いありません。

ただし、日本でECを運営する場合は、

日本独自の商習慣

も考える必要があります。

海外で一般的な決済方法が、日本のユーザーにとって必ずしも一般的とは限りません。

ターゲットによっても利用する決済方法は変わります。

だから、

「とにかく決済方法を増やす」

ではなく、

「自社の顧客が何を使うのか」

を考えることが重要です。

⑨ 配送料。「送料無料」は慎重に

「送料無料!」

ユーザーとしては、もちろん嬉しいですよね。

でも、EC事業者側からすると、ちょっと考えてほしいところです。

一度、

「送料無料です」

と始めてしまうと、

後から送料を設定するのが非常に難しくなります。

「今まで無料だったのに、なぜ?」

となるからです。

もちろん、商品単価や利益率によって送料無料が適しているケースもあります。

ただ、

「とりあえず送料無料」

は慎重に考えたほうがいい。

送料もEC事業のコストです。

できるだけ適正な送料をいただける設計を、最初から考えておくことをおすすめします。

⑩ 法務関連。特に「ガイドページ」は手を抜かない

ECサイトでは、

  • 特定商取引法に基づく表記

  • プライバシーポリシー

  • 利用規約

  • 返品・交換

  • 配送について

などの情報を整える必要があります。

そして、個人的に特に重要だと思っているのが、

「ガイドページ」です。

なぜなら、

想定外のクレームを減らすことができるからです。

例えば、

「注文後にサイズ変更したい」

「商品が届かなかった」

「長期不在だった」

「イメージと違った」

「ラッピングを変更したい」

「返品期限を過ぎた」

など。

「そんなことまで書くの?」

と思うくらい、想定されるケースを洗い出す。

そして、

「この場合はこう対応します」

と、できるだけ具体的に書いておく。

これはユーザーにとっても安心材料になります。

さらに、

FAQも作っておく。

「よくある質問」は、問い合わせを減らすだけではありません。

購入前の不安を解消する役割もあります。

ECでは、

「分からない」=「買わない」

になってしまうことがあります。

だから、FAQはかなり重要です。

⑪ アプリは「日本語サポート」を確認する

Shopifyには、本当にたくさんのアプリがあります。

ありすぎて、

「結局どれがいいの?」

となります。

レビューを見たり、機能を比較したりするのも大切ですが、私が特に確認したいのが、

日本語サポートがあるか?

ということ。

何かトラブルが起きたとき、

「英語で問い合わせてください」

となると、場合によってはかなり大変です。

だからアプリを導入する前に、

  • 日本語対応しているか

  • 問い合わせ方法は?

  • サポート時間は?

  • チャット対応しているか?

  • 返信までどのくらいかかるか?

などを確認しておく。

機能だけでアプリを選ばない。

これも重要なポイントです。

⑫ 「ShopifyはSEOに強い」って本当?

よく、

「ShopifyはSEOに強い」

と言われます。

確かに、SEOに必要な機能を備えています。

ただし、

Shopifyで作っただけでSEOに強くなるわけではありません。

ここは誤解しないほうがいいと思います。

Shopifyでは、

  • title

  • description

  • URL

  • alt属性

  • 商品情報

  • ページ情報

など、検索エンジンに伝えるための情報を設定できます。

特に重要なのが、

「サイト上には直接表示されないけれど、ページの裏側で持っている情報」

です。

いわゆるメタ情報などですね。

こうした情報をきちんと設定してこそ、

「ShopifyのSEO機能を活かせている」

と言えます。

Shopifyだから勝手に検索順位が上がるわけではありません。

⑬ そして、最後に「テスト」

サイトが完成したら、公開。

……ではありません。

最後に必ず、

自分で買ってみる。

これをおすすめします。

PCだけではなく、

スマートフォンでも実際に購入してみる。

  • 商品は見やすい?

  • カートに入る?

  • 送料は正しい?

  • クーポンは使える?

  • 決済できる?

  • 注文メールは届く?

  • 購入完了画面は問題ない?

実際のお客様と同じ行動をしてみる。

そこで初めて、

「ここ、分かりにくいな」

という部分が見えてきます。

そして、ここからが本番

ここまでやって、ようやくECサイト公開です。

でも、

「サイトが完成した=EC事業が完成した」

ではありません。

むしろ、

ここからがスタートです。

ECサイトを公開すると、

「アクセスが来ない」

「商品は見られているけど売れない」

「カートには入るけど購入されない」

「Instagramから人が来ない」

「リピーターが増えない」

という新しい問題が出てきます。

だからこそ、

Shopify構築とShopify運用はセットで考えたほうがいい。

私はそう考えています。

Shopifyは「作る」より「育てる」が難しい

Shopifyは、ECサイトを作るための非常に便利なツールです。

でも、

ツールが優秀だから売れるわけではありません。

重要なのは、

誰に売るのか。

何を伝えるのか。

どう商品を探してもらうのか。

どう不安を取り除くのか。

どこから集客するのか。

アクセスした人が、なぜ買わなかったのか。

そして、

何を改善するのか。

ここです。

まとめ|Shopify構築で失敗しないために

今回、Shopify構築で必要になる作業を大公開しました。

改めて整理すると、

① ペルソナを決める

② プランを考える

③ ドメインを決める

④ ペルソナに合ったテーマを選ぶ

⑤ 分かりやすいサイト構造を作る

⑥ 商品ページを作り込む

⑦ コレクションを作りすぎない

⑧ 決済・配送を考える

⑨ ガイド・FAQを整える

⑩ 必要なアプリだけ導入する

⑪ SEO・メタ情報を設定する

⑫ 計測環境を整える

⑬ 実際に購入してテストする

⑭ 公開後も改善する

という流れになります。

そして、私が一番伝えたいのは、

「おしゃれなECサイトを作ること」が目的になってはいけない

ということ。

最初のクライアントから、

「うちのお客さんに、そんなおしゃれ感はいらない。とにかく探しやすくしてほしい」

と言われた経験は、今でも強く印象に残っています。

こちらが「いいサイト」と思っているものと、

お客様が「使いやすいサイト」と思うものは、違うことがある。

ECサイトは、作り手の自己満足ではなく、

お客様の行動から逆算して設計する。

これが、Shopify構築で一番大切なことなのかもしれません。

そして、

Shopifyは作って終わりではない。

公開してから、

分析して、

改善して、

また分析して、

少しずつ売れるECサイトに育てていく。

そこまでが、本当の意味でのShopify運用だと思っています。

SUNNYDAYWORKでは「構築のその後」まで支援しています

SUNNYDAYWORKでは、ShopifyのECサイト構築だけではなく、

Shopify運営・運用支援・アクセス解析・SEO・集客・売上改善

まで、EC事業の実務に寄り添った支援を行っています。

特に、アパレル・小売の現場で培った経験を活かし、

「作ること」ではなく「売れるECに育てること」

を重視しています。

Shopifyを導入したい。

ShopifyでECサイトを作りたい。

Shopifyで作ったけれど、思うように売れない。

そんな方は、まず現在のECサイトの課題を整理するところから始めてみてください。

ECサイトは、完成した瞬間がゴールではありません。

そこから、どう育てるか。

私は、そこがEC運営の一番面白いところだと思っています。

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