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いまさら聞けないEC店長の基礎知識②そのCVR、本当に見るべき数字ですか?

コンバージョン率(CVR:購入につながった割合)。

ECをやっていると、必ず出てくる数字です。

でも、ここでひとつ質問です。

あなたが見ているCVRは、どの時点のCVRですか?

実はここが、とても大事です。

まず確認。CVR(購入につながった割合)って何でしたか?

CVRとは、

サイトに来た人のうち、何%が購入したか

を表す数字です。

計算式はシンプルです。

購入件数 ÷ セッション数(サイトに来た回数) × 100

たとえば、100回訪問があり、2件購入があれば、CVRは2%です。

ここまでは、よく知られている話です。

でも、そのCVRは「全体平均」ですよね?

多くの場合、管理画面に表示されているCVRは、

サイト全体の平均値

です。

GA4(Googleのアクセス解析ツール)でも、Shopify(ネットショップ作成サービス)でも、最初に表示されるのは全体CVRです。

ここに落とし穴があります。

平均の数字だけでは、本当に課題までたどり着けない?

たとえば、サイト全体CVRが1%だったとします。

数字だけを見ると「低い」と思いがちですが、平均値だけでは、どのページやどの商品が原因で数字が下がっているのかはわかりません。

全体CVRはあくまで概要の数字
本当に改善すべきポイントを見つけるには、商品ページ単位や段階別にCVRを分解して見ることが大切です。

本当に売上を伸ばすなら注目してほしい商品ページのCVR

見るべきなのは、

各商品ページのCVR(商品ごとの購入率)

です。

たとえば:

商品A
100人がページを見る → 5人購入
CVR=5%

商品B
100人がページを見る → 1人購入
CVR=1%

改善すべきなのはどちらか、すぐに見えてきます。
平均値だけでは気づかないポイントです。

同じCVRでも「中身」は違うかもしれません

ここで軽く参考として、セッション数(訪問回数)ベースユーザー数(来店人数)ベースの違いにも触れておきます。

私自身、実店舗で長く接客してきた経験から言うと、

  • 商品を何度も手に取って悩むお客様には、丁寧な説明や比較のサポートが効果的でした。

  • 逆に、入店してすぐにレジへ向かうお客様には、スムーズな接客やセット提案が喜ばれました。

ECでも同じです。

セッションベースのCVRは全体の傾向を把握するのに便利ですが、
ユーザー数ベースで分析すると、実際にどの行動パターンのユーザーが多いかが見えてきます。

  • 何度も検討して購入するユーザー向け → 商品ページの情報充実や比較サポート

  • すぐに購入するユーザー向け → スムーズなカート導線やセット販売

施策の方向性が変わることも多いのです。

どの段階のCVRを改善しようとしていますか?

CVRにはいくつかの段階があります。

  • サイト全体CVR(全体の購入率)

  • 商品ページCVR(その商品の購入率)

  • カート到達後CVR(カートに入れた後の購入率)

どこを改善するかによって、やるべき施策は変わります。

例:段階別に見るとこうなる

1000人来店

商品ページ閲覧 300人

カート投入 100人

購入 30人

この場合、

全体CVR=3%
カート後CVR=30%

全体CVRだけを見ると「全体が悪い」と思いがちですが、
実際は商品ページでの離脱が多いかもしれません。
改善ポイントは広告ではなく、商品ページやページ内導線の改善が正解かもしれません。

EC店長がやるべきこと

CVRはひとつではありません。

  1. 全体CVRを見る

  2. 商品ごとCVRを見る

  3. 段階ごとCVRを見る

分解すると、やるべきことが明確になります。

まとめ

CVR(購入につながった割合)は便利な数字です。

でも、どの時点のCVRかを意識しないと施策を間違えます。

一般的なCVRはあくまで概要。
本気で売上を伸ばすなら、商品ページ単位で検証する

そして、指数として見る場合はセッションベース、
深掘りする場合はユーザーベースも意識する。

この見方の違いを理解すると、施策の精度はぐっと上がります。

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