WEB集客とはデータ分析と仮説立て

WEB集客は大海原の孤島?

今、一番相談が多いのが、WEB集客したいというというもの。SNSを含めてWEB上に出さえすれば、全世界に発信できるという認識があると思います。一応正解ではありますが、ほとんどの場合誰にも見られていない可能性が高いです。たとえるなら、太平洋上の孤島にハンカチくらいの旗を掲げている状態くらいがイメージしやすいですね。確かに可能性としては拡がりが大きいですが、その中での存在感はそもそも微小。H.Pを作りさえすれば、SNSに投稿さえすれば、情報が伝わる?WEBを過大評価しているのでは集客は難しいと考えてください。

無人島で漂流している女性

WEB上での情報量とは?

まずは、より見つけやすいように洋上の孤島の陸地を拡げましょう!それが情報量ということではないでしょうか?SNSでも同様です。投稿が一桁で何万人フォロワーがいますってことは、よほどの芸能人のような名前だけで集客できる人でない限りは、不可能ですよね。情報量、ひと記事のテキスト量もある程度は必要ですが、重要なのは更新頻度。ユーザーが欲しいのは常に新しい情報です。変化の激しい昨今、さらにスピード感が上がってきている印象もありますね。

情報量さえ多ければいいのか?

複雑にはなりますが、これも不正解です。どんな島なのか?という特徴がなければ、島なんて無数にありますよね。見つけてもらうためにも、情報の積み重ねて伝統と文化を作っていく必要があります。何を発信するサイト、アカウントなのかを明確に設計してコンテンツを作成することが何より重要です。H.Pであれば、専門性や、権威性、信頼性を担保したものが望ましい。これはGOOGLEが公式に表明している検索評価基準 E-A-T。https://developers.google.com/search/blog/2019/08/core-updates?hl=jaまた、SNSにおいても、基本的にはユーザーが求めている情報を考えて投稿することが必要になります。INSTAGRAMのミッションは、「大切な人や大好きなことと、あなたを近づける」です。つまり、読み解くと、大切なのは関係性。コミュニケーションツールであると宣言しているわけですから、一方的な情報が見向きもされないのは当然ですよね。ここで必要なのはあくまで個人での発信であるということ。またはその体。言い換えれば、その個人が思っていることでもいい事です。専門性は必要ですが、権威性、信頼性は重視しなくてもいいということになります。

量と質。それで終わりか?

これも不正解です。量と質を確保したところがスタートラインです。そこからはチューニング、微調整を続ける必要があります。WEB集客の難しい点は実はこの工程。明らかなルールがあるわけでない中で、より正解に近いストーリーを探していく果てしない工程。検索のアルゴリズムも、SNSにおけるアルゴリズムも、正直誰も知らない状況です。つまり、「そうらしいよ」という情報を一つひとつ、実践していくほか検証のしようがない。そのなかで、こっちのほうがいいのでは?という仮説を立てることができることがWEB集客には不可欠な能力といっていいと思います。

データを分析している女性です。
データ分析と仮説立て

WEB集客は、法則性を見出すこと。

H.Pにおいても、ECサイトにおいても、SNSについても同様です。偶発的に集客が集まることは実際にもあります。ただし、再現性はありません。再現性をもって継続的に集客していくには、アクセスの解析から法則性を見出すしかありません。それにはかなりの時間と労力が必要なのは明白ですよね。このコストを理解いただけない事が多いのが現状です。特にデジタルに慣れていない世代の経営者の方にとっては???になるのは当然といえば、当然なのです。

従来の集客施策?ってちゃんと検証できていましたか?

WEBで集客するのは、それは大変だ。旧来のチラシやDM、マス広告、そしてイベント。これを続けていくしかない?ちょっと待ってください。マス広告やチラシの効果検証ってちゃんとしたデータで出せますか?来店したお客様がこのチラシを見てきましたとか、TVCMを見てきましたというエビデンスは?方法はなくはないですが、WEBでの集客はそれよりはデータが出ます。どれだけリーチいたか(情報が表示されたか)やクリックしたかなどの反応など、仮説を立てる材料が従来の集客施策よりは多い。また積み上げることによって精度も上げていける。つまりデータは御社にとって羅針盤にもなりうる貴重なものです。

WEB集客とは?データ分析と仮説立てである。

わかりづらいWEB周りですが、やっていることはビジネスの基本です。より来てくれそうな客層に向けて、来店を喚起する内容を、ちょうどいいタイミングで、わかりやすく、情報を発信する。そのことで、来店する確率を上げていく。そこには従来でも必勝法は存在していなかったはずです。より確立を上げていく、そのためのデータ分析とそこから導き出される仮説を立てることイコールWEB集客ではないかと思います。

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