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EC教育を専門学校でスタート。

新年度の4月、以前からお話を進めていた専門学校での講義が今日からスタートしました。アフターコロナで急務なのはECとファッションを両立して考えれる人材育成です。店舗での販売はだいぶ傷んでしまっている印象。SCの中のお店は退店も目につくようになっています。アパレル企業がECにさらに比重を置くことは想定されるところです。にもかかわらず、体系的な教育と、必要なスキルが明確に定義できていなことが課題です。

ECは世代交代が鍵に?

今日一日、18.19の世代の子たちと接してみた感想は、「この子たちの世代がさらにECを進化させるエンジンになる」です。なぜなら、ネットとの親和性が想像以上に高い。情報の選び方のセンスがいい。そして割と素直に吸収する意識が高い。おとなしい印象が強いですが、ちょっとしたヒントやノウハウを与えれば、自分たちで考えて動かしていけるのではないかという可能性を感じました。おちおちしていられないのは、今の30代くらいの世代。競争を否定していた教育を受けていた世代。柔軟性や答えのない答えを出すことが必要な、ECビジネスには今の教え子たちのほうが適性が高いように感じました。

テレビよりYOUTUBE

当然といえば当然。彼らはZ世代。モノごごろついたことにはスマホが身近にあり、早い子は小学校低学年から自分の端末をもっていた世代です。慣れ方が段違いなのは当たり前。娯楽もテレビのように選択肢が狭い中で選ぶのではなく、YOUTUBEのように自分から能動的に好きなコンテンツを見つけてきた世代。そういったバックグラウンドの違いは検索能力に、ネットリテラシーに顕著に表れているように思います。

いい意味でも、悪い意味でも個人主義。

そんな彼らの欠点というのも、なんとなく見えてきたところです。あまりグループで一つのことをするのは苦手なのかな?集団になるとおとなしいのかな。リーダーが生まれにくい感じが少し気になったところです。いい意味ではあまり周りに流されない自分を持っているので、あからさまな軋轢は生まれにくい。悪い意味では、相互協力が上手くない感じを受けました。ただし、これはリアルにおいてのこと。ネットやシステムを介してお互いの能力をマッチングすることができればいいだけなのかもしれません。

教育をするといいがらも教育される。

たった一日ですが、とても考えることが多かった一日でした。講師として教壇に立つことはやりたいことの一つだったので、それが実現できた大きな一歩となりました。でも生徒さんたちに教えられるというか、示唆をもらえる気がすることも多い。私が教育をするなんて大上段ではなく、一緒に学んでいくことを楽しめる一年にしたい。

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